撮影のコツ

イチゴ狩りで子供の写真をプロっぽく撮るコツ

イチゴ狩りの子供写真のコツ

僕は3月になると毎年家族でイチゴ狩りに行きます。

もちろん、写真を撮るためです。

ビニールハウスの効果で日差しが適度にやわらげられ、しかも目にも鮮やかな赤いイチゴを頬張る子供たち。

イチゴ狩りは子供写真を撮るのにはもってこいのロケーションなんです。

この記事では、長年(?)のイチゴ狩り撮影で得たノウハウやコツをご紹介します。

イチゴ狩りの子供撮影でのコツ

イチゴ狩りで子供の撮影をするときのコツをご紹介します。

イチゴ狩りでの子供撮影は開始直後が勝負

これはどんな場面でもそうなのですが、子供はすぐに飽きます。

例外なく、イチゴを食べることにも飽きます。

なので、いい表情を引き出すのは開始10分が勝負だと思ってください。

撮影者はとりあえず食べるのを諦めてください。

イチゴ狩りの料金はお高めですが、ロケーション代と割り切って撮影に徹するのです!

思い出のために全力を注ぐのです!

食べるのは子供たちが飽きてきてからにしましょう。

レンズは短めのズームレンズ

レンズは短めのレンズがおすすめです。

焦点距離が長いレンズはポートレートには向いています。

でも、イチゴ狩りで長めのレンズを使うと、狭い通路で距離を取るのが難しくなります。

それに周りのイチゴがあまり写らないので、イチゴ狩りの雰囲気をうまく演出できません。

またこのような状況では、その場で素早く対応できる機動性が重要なので、単焦点よりもズームレンズの方がいいと思います。

高設栽培のハウスがおすすめ

高設栽培イチゴ狩り

イチゴ狩りの撮影では、高設栽培のハウスを選ぶとよいでしょう。

高設栽培とは、大人の腰の高さくらいの台の上で栽培することです。

これは栽培や収穫がしやすいだけでなく、イチゴが子供の目の高さになっているので撮影がしやすいという(勝手な)メリットもあります。

イチゴが足元になっていると、目線も下に向き、子供の表情が撮りにくくなってしまいます。

高設栽培では、イチゴの列の下をくぐって移動できるようなところもあって、子供は楽しめます(大人は追いかけるのが大変ですが)。

また、隣の列からイチゴ越しに写真を撮ることもできますね。

イチゴ狩り子供撮影でのアイデア

イチゴ狩りの写真でも、やはりインパクトやストーリー性を持たせるようにしましょう。

ただ食べている姿を撮るだけでは、あとで見直したときの印象も薄れてしまいます。

しかも毎年イチゴ狩りに行っているのに、写真がワンパターンになってしまうのも残念ですよね。

大きなイチゴを頬張る

大きなイチゴを頬張る

インパクトを狙って大きなイチゴを使いましょう。

イチゴ狩りのいいところは、スーパーでは売っていないような巨大なイチゴが食べられるということです。

しかも食べ放題で。

子供どうし食べさせ合う

子供どうしで食べさせ合うのもほのぼのしていていいですね。

ただ、食べさせる方も食べさせられる方もこちらの言うことを聞いてくれる保証はないので、難しいところです。

もちろん子供どうしでなくても、親などの大人でもいいと思います。

イチゴだけのブツ撮り

これは子供撮りではないですが、人を入れずにイチゴだけで撮っておくとアルバムに並べたときのアクセントになります。

また、イチゴ越しに人を撮るなど、イチゴをメインの被写体にした写真などもいいですね。

イチゴ狩りのロケーションについての注意

写真とはあまり関係ないですが、ロケーションで損をしないように気をつけておくことをご紹介します。

せっかく行ったのに残念な思いをしないためにも一読をおすすめします。

イチゴ狩りは早い時間を狙う

イチゴ狩りはなるべく開園時間前から並びましょう。

大きなイチゴ園では時間ごとに区画やハウスを分けているところもありますが、そうでないところも多いです。

当たり前ですが、時間が遅くなるほど熟したイチゴが少なくなってしまいます。

なので、どうせなら赤いイチゴがたくさんなっている朝イチを狙って行くようにしましょう。

イチゴ狩りは早めの時期に

イチゴ狩りは時間帯だけでなく、時期にも注意が必要です。

イチゴは時期の終わりになるほど味が落ちるので、時期がきたら早い段階で行くようにしましょう。

時期は地域によりますが、関東では3月の初旬から中旬あたりがいいでしょう。

ただ、服装が上着を着るような厚着だったりするとイチゴ狩りとのギャップができてしまって違和感を感じるので、できれば温かい日を狙いましょう。

もしくは明るい春らしい服装を選ぶのもいいですね。

とはいえ、本記事で紹介した写真は汚れるのを恐れてやや濃いめの色の服を着ています(笑)

練乳は拒否する

イチゴ園によってはヘタを入れる容器の一角に練乳を入れてくれるサービスがありますが、あれは遠慮した方がいいです。

なぜなら、子供が必ずこぼすからです。

それが服や靴の付こうものなら、ご想像の通り大惨事です。

こぼさなくても、常にこちらが気を付けないといけないので、なかなか食べたり撮影したりに集中できません。

それに採れたての真っ赤なイチゴは練乳がなくても十分甘いです。

素材の味を楽しみましょう。

イチゴ狩りの子供撮影:まとめ

ではこの記事の要点をまとめてみましょう。

イチゴ狩りの子供撮影まとめ
  • 開始10分が勝負
  • 広角ズームレンズが使いやすい
  • 撮影には高設栽培が最適
  • イチゴ狩りの時期や時間帯は早めに