タイトル「音を見つめて」
キヤノンフォトコンテスト 2017 ポートレート部門で佳作をいただきまして、1月21日に表彰式に出席してきました。
10月には通知が来ていて、佳作ではありましたが経験のために。
しかもニコンユーザーなのに図々しく。
会場は銀座のキヤノンギャラリー。
第一印象は意外と狭い・・・。

それはさておき、
式の中でキヤノンの偉い方(たぶん)の挨拶で、次のようなことをおっしゃっていました。
いい写真を撮るコツは・・・
2.運
3.いい機材
とのことでした。
機材のくだりでは「最近ではいいカメラを買えば誰でもいい写真が撮れるようになりました」と発言したところで、審査員の方から「ホントかよ!」と野次が飛んで笑いに包まれる場面もありました。
このあいさつは宣伝でもあるので仕方ないとは思いますが・・・。
最近ではスマホの写真でフォトコンテストに上位入選する人もいるくらいですからね(ピクトリコフォトコンテスト2016-2017のネイチャー部門グランプリとか)。
で、その話の中で、
「魅力的な瞬間を撮るためには運を味方につけなければいけない。でも数多く撮れば、その運が巡ってくる確率も上がる」
という言葉がありましたが、これは本当にその通りだと思います。
僕も写真の腕は素人に毛が生えたくらいなので、下手な鉄砲も数打ちゃ当たる作戦でやってますからね。
ポートレートとスナップの違い
話は変わって、僕の作品を選んで下さった横木安良夫先生とお話させていただいて、とても参考になったことを書き留めておきます。
僕が「ポートレートの定義がわからないんですよねぇ・・・」と言ったときに「スナップ写真はパッと撮るもんだからモデルはカメラの存在を意識してない。ポートレートはカメラを意識していてもいいし、ポーズをとっていてもいい。そこにカメラを感じさせなければもっといいけどね」
「子供の写真なんかは、ただ『可愛いでしょ?』って親バカみたいな写真ではダメ。子供だとしても独立した人間として撮らないといいポートレートは撮れない」
なるほど。深い。親バカ反省・・・。
でもなんだか、ポートレートというものに対して、少し霧が晴れたような気がして、これからは意識的にポートレートを撮っていくのもおもしろそうだなと思いました。
勇気を出してNikonのカメラを持って行こう!
当日マイカメラを持って行こうか悩んで、「愛機はニコンだし」と思ってやめたんですが、意外とニコンユーザーの方もバシバシ撮ってて、持っていけばよかったと後悔しました。
メーカーの違う表彰式でも臆することなく愛機を持って行きましょう。
富士フイルムの表彰式では、富士フイルムのカメラを持っている人は皆無でしたからね(失礼)。
感想
ところで、ずっと疑問なのはキヤノンのフォトコンテストの賞はゴールド、シルバー、ブロンズときて、なぜ佳作なのか。
これは審査員の立木義浩先生もおっしゃっていました。
この先生の話はとにかくおもしろくて、その辺のお笑い芸人よりよほど笑えました。
ちなみにこのフォトコンテストのスポーツ部門は、他の部門に比べて応募数がかなり少ないので、ねらい目らしいですよ。
Canonの表記はキャノンではなくキヤノン。
シヤチハタとかキユーピーとかもそうです。