2018年から、よみうり写真大賞の協賛がNikonからCanonに変わりました。
これに伴って規約や募集期間も変更になりました。
そして年間グランプリはなんと100万円!
審査員には、珍しいことに野口健さんが入っています。
山や登山の写真が有利になるかもしれません(笑)
この記事では、よみうり写真大賞の入賞の傾向と対策をご紹介します。
この記事の目次
よみうり写真大賞は通知が早い
よみうり写真大賞の一番の特徴は通知がとにかく早いことです。
締め切り日から10日前後で通知が来ます。
通知は郵便で来るのですが、このスピード感は本当に審査しているのか疑うレベルです(笑)
しかもプリント写真の送り先は東京・大阪・福岡の3ヶ所もありながら、Web応募も含めてどうやって審査しているのか不思議に思う人もいると思いますが、理由は後述します。
ちなみに入選通知を受けても、早く返信しないと落選になってしまいます。
通知が来そうな時期に長期の旅行などに行ってはいけません(笑)
よみうり写真大賞に応募するときの注意点
よみうり写真大賞は他のフォトコンテストと違って、規定が厳しい部分があるので注意が必要です。
SNS投稿したものは不可
ブログだけでなく、facebookやtwitterなどに投稿した写真は使えません。
新聞社なだけあって、二次利用されていない新鮮な情報でなければいけないのでしょう。
近況報告などでつい投稿してしまいそうですが、応募候補の作品は投稿しないよう気を付けましょう。
加工作品は不可
これはほとんどのフォトコンテストに共通ですが、合成したり写っているものを消したりすることは禁止されています。
トリミングや色補正などは認められていますが、過度にならないように気を付けましょう。
ちなみにモノクロにすることは問題ありませんが、セピア加工などは「過度に色を変えたもの」に該当して失格になってしまう可能性があります。
応募作品の指定撮影期間は3ヶ月
よみうり写真大賞は1年を4期に分けているので、1期あたり3ヶ月程度です。
応募作品は、その3ヶ月の間に撮影された写真でなければならないので、どうしても弾数(応募できる作品数)が少なくなります。
でもそれは他の応募者にとっても同じ条件なので、とにかく日頃から撮影しまくるしか対策はありません。
なにせ、応募点数に制限はありませんからね。
応募数が多ければ多いほど確率は上がります。
しかもWEB応募が可能なので、プリント代や送料などを気にする必要はありません。
マイベストフォト部門のテーマは自由
テーマが「ヒューマン&ファミリー」から「自由」になったので、応募者も応募作品も増える可能性があります。
僕のように家族しか撮っていないような人には不利になりました。
自由になったことで、入選作品の傾向もわかりにくくなったので対策が難しいですが、「迷ったら応募」が鉄則です。
応募することに何のリスクもありませんからね。
組写真は3枚まで
3枚までなら組写真での応募も可能です。
ただし、ホームページには1枚しか掲載してくれません。
組写真って組んでこその作品なので、1枚にされるのはちょっと残念ですね。
組写真をWEBで応募する場合は、合計で7MBまでなので、画質を落とさなければいけないのが難点です。
応募方法が部門によって異なる
応募は郵送に加えて、ウェブ応募も可能ではありますが、これはマイベストフォト部門だけです。
よみうり写真大賞【マイベストフォト部門】ウェブ応募ページはこちら
ニュースフォト部門は、Eメールに添付か郵送、さらには現場で記者やカメラマンに渡すという斬新な応募方法もありますが、ウェブ応募はできません。
また、中高生フォト部門では郵送のみです。
どの部門でもウェブ応募があった方が、多くの作品が集まるとは思うのですが、設置されていないのは謎です。
ウェブ応募で注意すべきことは、データサイズが7MBまでということです。
一眼レフで撮影したフル画素のJPEG画像では7MBを超えていることが多いので、圧縮する必要があります。
組写真で送る場合は合計で7MBなので、さらに小さくする必要があります。
この辺りがやや面倒なところですね。
WEB応募とプリント応募どちらが有利か
これについては特に有利不利はないと思われます。
僕も今まで4回ほど入選していますが、全てWEB応募です。
また審査のときは、読売新聞社の方でプリントしてから並べて審査しているようです。
なのでプリント応募の方が不利になるとは考えにくいでしょう。
あえて言えば、自分の思った通りのプリントをしてもらえない可能性はあるので、見せ方にこだわりのある人はプリント応募の方がいいかもしれません。
審査員
立木義浩氏(写真家)と安珠氏(写真家)、野口健氏(登山家)、本社関係者となっています。
登山家の野口健氏が入っているのは、なかなか面白いです。
よみうり写真大賞は審査方法が特殊
前述の通り、よみうり写真大賞は締め切りから結果発表までが2週間足らずという驚くべき早さです。
この早さを実現しているのは、審査員に含まれている「本社関係者」という人たちです。
実は著名な審査員が審査するのは年末の大賞を決める一度だけ。
つまりそれ以外は本社関係者が審査しています。
なので、いくら審査員の好みに合いそうな写真を送っても、その審査員に審査されるのは、優秀賞や入選した作品だけなのです。
要は、第一関門は大衆受けする写真で入選し、さらに年末の審査でプロの目にとまる必要があるという、一筋縄ではいかないフォトコンテストです。
とにかく手当たり次第に応募するのが得策でしょう。
よみうり写真大賞 まとめ
協賛が変わってから日が浅いので、まだ傾向がつかめませんが、やはり選出される写真のテイストが田沼武能氏から立木義浩氏に変わったのを如実に感じます。
よみうり写真大賞は撮影期間が限られているので、自分の最新作はとにかく応募していくのが吉です。
しかも審査が爆速なので、落選したことがすぐにわかり、いち早く次のコンテストに回すことができます。
「とりあえずよみうり写真大賞に応募」を実践してみてください。
自分の写真が新聞に載るというのは感動的ですよ。