機材の選び方

Nikon D7000からD500に買い替えて良かった点と残念だった点をレビュー

Nikon D500レビュー

僕が初めて買った一眼レフカメラはNikon D7000でした。

それから約4年でNikon D500に乗りかえました。

金額で言うと2倍以上しましたが、「さすがAPS-Cのフラグシップモデル!」と言える性能の高さ。

でもちょっと残念なところもあったので、この記事で比較しながら書いていきます。

Nikon D7000からD500へ

僕がNikon D7000を買った時は18-200mmF3.5-5.6のキットレンズが付いて14万円くらいでした。

レンズが6万円くらいなので、ボディは8万円くらいでしょうか(ボディ単体で買うともっと高かったです)。

そして、2017年に買ったNikon D500は18万円くらいでした。

それはもう、清水の舞台のギリギリで、でんぐり返しをするような心境でした。

Nikon D7000よりD500のいいところ

基本的にD500の方が後発だし、上位機種なので、D500の方がいいに決まっています。

でも僕が実際に買い替えてみて、実感した長所を挙げてみます。

高感度耐性が劇的にアップ

Nikon D7000で最も不満だった点は、高感度撮影でノイズが目立つことでした。

ISO 6400ではザラつきが強く、作品としては使えないという印象でした。

そんな中、Nikon D500が発売され、その高感度撮影の評判を見て購入を決めました。

あくまで僕の体感ですが、2段分くらいは高感度耐性が上がっています。

つまりNikon D7000でISO 3200で撮影していたレベルの写真が、Nikon D500ではISO 12800でも撮れる印象です。

具体的には常用で100~51200です。

最大値はHi 5という設定で、ISO1640000相当という、ISO感度としては見たこともない数字です。

ただ、ここまでくると、作品としての体裁を保てないレベルなので、暗がりで有名人を狙うジャーナリストなどでない限り必要ないでしょう。

さらに、Lo 1に設定するとISO50相当の減感もできます。

これは夏の炎天下などでシャッタースピードが上限を越えて(1/8000秒以下)、白飛びしてしまう場合に使えます。

AFの速さ

AFの精度と速さは抜群に上がりました。

そして食いつきがハンパじゃないです。

なによりAFポイントが153点もあり、画面のほとんどをAFポイントがカバーしています。

これはフルサイズのフラグシップモデル D5と同じです。

3Dトラッキングでも端まで追い続けてくれるのでありがたいですね。

連写スピードが上がった

最大連写スピードは、Nikon D7000では6コマ/秒でしたが、Nikon D500では10コマ/秒になりました。

記者会見のシャッター音なみに連写できるので気持ちいいです。

これは子供撮りをする僕にとってはかなりありがたいことです。

子供の表情や行動は、コロコロ変わります。

その変化を捉えながら、ベストショットを選ぶには、高速連写は欠かせません。

D7000とD500で、単純に1.5倍以上の連写スピードになったので、被写体が動いた場合でも、シャッターチャンスを逃しにくいわけです。

しかもD7000では2秒ほど連写し続けると、バッファがいっぱいになって、勝手に連写が止まっていました。

でもD500では、200ショットまで連写し続けることができます(XQDカード記録時)。

これは20秒間ぶっ通しで連写するのに相当するので、十分すぎる充実ぶりです。

普通はそんなに連写しませんからね。

背面液晶

D500は背面液晶の解像度が格段に鮮明になりました。

しかもタッチパネルになったので、スワイプしたり、拡大/縮小(ピンチアウト/イン)もできます。

ただし、スマホに比べると少し反応は悪いです。

でも、画面自体がチルト式(可動式)になったことで、ローアングルやハイアングルでも撮影がしやすくなりました。

ISOボタンが右肩に移動した

D7000ではISOボタンは背面モニターの左側にあったのですが、常々「なんでここにあるんだ?」と思っていました。

でも、D500では僕の願いを聞き入れてくれたようで、右肩に移動しました。

うん、やっぱりこの方が操作しやすいです。

フリッカー低減機能搭載

光源が蛍光灯などの場合に、速いシャッタースピードで連写すると、蛍光灯の目に見えない点滅のせいで、写真ごとに色味がバラバラになる現象をフリッカー現象といいます。

このフリッカー現象を低減する機能が搭載されています。

毎年、街灯の下で花火を見ている子供たちを撮影しているのですが、D500に買い替えた年に撮影したときに、このフリッカー現象がなくなっていたので、初めて気付きました。

とは言え、あくまで「低減」であって、多少のバラつきはあるのでご注意下さい。

堅牢性抜群(頑丈)

これはD7000と比べたわけではないですが、堅牢性は抜群です。

僕はD500を買った次の日に1.2mくらいの高さからカメラを落としました。

しかもコンクリートに・・・。

そのときは、生きた心地がしませんでした。

恐る恐る確認すると、液晶面の下のフレーム(マグネシウム合金)の部分に小さな傷ができただけで、他はなんともありませんでした。

液晶面をぶつけていたら一巻の終わりだったと思いますが、ボディに関しては無敵です。

その後も普通に写真を撮れているので、衝撃による他の不具合もなかったと思われます。

さすが軍用機器メーカーだったニコンの製品は頑丈ですね。

Nikon D500の残念なところ

Nikon D500はAPS-Cモデルのフラグシップとはいえ、やっぱり残念な部分もありました。

そちらも紹介していきましょう。

発色がややコッテリ系

イメージセンサーや画像処理エンジンの違いだと思いますが、D7000に比べてD500の方がややコッテリ系の色合いです。

要はD500の画像処理エンジン(EXPEED 5)は、D7000のもの(EXPEED 2)に比べると彩度が高く、コントラストも強い印象です。

これはピクチャーコントロールの設定をいじったり、RAW現像の段階で補正すれば問題ありませんが、僕としてはデフォルトからもう少しあっさりした色味が好みです。

バッテリーの減りが速い

これは購入前からネットで調べて知っていたことですが、D7000に比べて体感で2倍くらいのスピードでバッテリーが減っていきます。

1日撮影して、数千枚撮るとバッテリーがなくなります。

ヘビーユーザーの方は予備バッテリーがあった方が安心です。

また、撮影から帰ったら、毎回充電する癖をつけないと、次の撮影の時に焦るはめになります。

メモリーカードがSDカードとXQDカード

D7000ではSDカードのダブルスロットだったのですが、D500では片方がXQDカードになりました。

XQDカードは書き込み速度が圧倒的に速いので、RAWで連写しても大丈夫!

と思いきや、前述のようにバッファが充実しているので、実はSDカードでも5秒くらいの連写なら対応できます。

XQDカードの不便な点

  • 通常のパソコンにはスロットがない
  • XQDカードリーダーがあまり売っておらず、やや高い
  • XQDカード自体がまだ高い
  • サイズがデカい

サイズ以外は今後改善されていく可能性はありますが、現時点ではあまりメリットを感じません。

コンテニュアスAFの3Dトラッキングが微妙

僕は子供をメインに撮っているので、コンテニュアスAFの3Dトラッキングをよく使うのですが、この時のAF精度はD500の方が劣ります。

例えば、ドアの隙間から被写体を狙っても、ピントがドアに合ってしまうのです。

おそらく、D500はD7000より被写体の周りの色情報を広めに記憶しているためだと思われます。

なので何かの隙間からAFを狙う場合は3Dトラッキングはやめた方がいいです。

そもそもその状況では3Dトラッキングは要らないんですけどね。

追記:2019年4月23日のファームウェアアップデートで、このAFの精度は改善しました(僕の体感ですが)。

視度調整がスペックダウン

D7000では、-3.0~+1.0m-1だったのに対し、D500では、-2.0~+1.0m-1になってしまいました。

近視が強い人は不便になると思います。

僕も近視ですが、面倒なので、メガネをかけたまま撮影しています。

ちなみに、どうしても矯正したい場合は、視度調整用の接眼補助レンズというものも市販されているので、活用してみてください。

ニコン(Nikon) 接眼補助レンズ (FM3A・NewFM2・FA・FE2) -3.0
created by Rinker

Nikon D500 その他の変化

Nikon D500はほとんど使われない機能は省略されました。
個人的には機能のスリム化は良いことだと思います。

一番思い切ったのは内臓ストロボ(フラッシュ)がなくなったことでしょうか。

でも実際、内臓ストロボは光が自然に見えないので、D7000ではほとんど使っていませんでした。

Nikon D500にない機能

  • AF-Aモード
  • AUTOモード
  • sceneモード
  • 内蔵ストロボ

Nikon D7000とD500の比較 まとめ

D7000とD500を比べること自体がナンセンスかもしれませんが、圧倒的にD500に買い替えてよかったです。

残念な点はどれも致命的ではないので、工夫すればどうにでもなります。

あとはお財布との相談ですが、それさえ克服すれば充実した一眼ライフが楽しめるはずです!