子供の写真をキレイに残したいと思うなら、単焦点レンズは必須です(もちろんズームレンズもあった方が便利です)。
子供が生まれて、一眼レフカメラを買った初心者の方から、
「単焦点レンズが欲しいんだけど、なにがオススメ?」
と、よく相談されます。
この記事では、3人の子供を撮り続けてきた僕が、使いやすいと思った画角(焦点距離)のレンズを紹介します。
この記事の目次
子供撮りに短焦点レンズは必要不可欠!
一眼カメラを買えば必ずプロっぽい写真が撮れるわけではありません。
僕も最初は一眼レフカメラにセットでついてきたキットレンズ(ズームレンズ)を使って撮影していました。
でも撮った写真を確認してみると、
「あれ?こんなもんか・・・」
という感じでした。
どうも思い描いていたようなプロっぽい写真が撮れないのです(素人なので当たり前ですが・・・)。
そこで先輩にすすめられたのが単焦点レンズ。
これで僕の写真ライフは大きく変わりました。
そのくらい違うので、一眼カメラを買ったならぜひ単焦点レンズを1つ買い足して下さい。
僕は単焦点レンズを買ってからズームレンズをほとんど使わなくなりました。
ズームレンズを使うのは子供の運動会やおゆうぎ会のときくらいです。
なぜなら単焦点レンズの方がボケがとてもキレイで、圧倒的に写りがいいからです。
※24-70mm f2.8などの高級ズームレンズは写りもいいです
当たり前ですが、単焦点レンズはズームができません。
被写体が小さいと思ったら自分が近づいて、大きいと思ったら自分が離れるしかありません。
そんな面倒なことをしてでも単焦点レンズの圧倒的な画質には代えられないのです。
なので、子供の写真をキレイに撮るために一眼カメラを買う場合は、レンズの予算も用意しておきましょう。
むしろ個人的にはズームレンズより優先して買うべきとさえ思っています。
室内では40mm前後(35mm換算)が最適
僕がメインで使っているのはNikon D500というカメラ(APS-C)に「AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED」というレンズです。
これは35mm換算で約36mm相当の焦点距離です。
35mm換算で40mm前後のレンズは、室内の子供撮りではちょうどいいレンズです。
被写体に手が届くくらいの距離で撮影できるので、子供をくすぐって笑わせながら撮ることも可能です。
「APS-C」や「35mm換算」がわからない方は以下の記事をどうぞ。
屋外では80mm前後(35mm換算)が最適
屋外で子供を撮る場合はもう少し焦点距離の長いものが便利です。
僕がおすすめするのは、35mm換算で80mm前後の焦点距離のレンズです。
僕が外でよく使うのは「AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED」というマクロレンズです。
僕は初心者の頃、マクロレンズは近くしか撮れないと勘違いしてたのですが、実際は違います。
ものすごく近寄っても撮れる単焦点レンズと考えればOKです。
つまり、子供の小さな手や指、寝顔のまつ毛、生え始めの歯など、度アップの写真が残せます。
逆に、近寄らなくても普通の短焦点レンズとしても使えます。
ちなみにAFが爆速すぎてビックリします。
ただ開放F値が2.8なので、マクロ以外の普段の撮影では、ボケがやや物足りないかもしれません。
そこで、僕は「AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G」というレンズもよく使います。
このレンズはお手頃価格で、かなりコストパフォーマンスがいいです。
50mmはキヤノンでもお手頃価格で出回っているので、初心者にはいいですね。
逆に経済的に余裕がある人は、神レンズと呼ばれている「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」がおすすめです。
かなり値は張りますが、その分写りは最高です(使ったことはないですが・・・)。
子供と距離をとればキレイに撮れる130mm前後(35mm換算)
僕は使ったことがないですが、次に買うとしたら85mm(35mm判換算で約128mm)のレンズですね。
焦点距離は長い方がボケがキレイに出るので魅力的です。
ただ、被写体からかなり距離を取ることになるので少し不便です。
でも距離を取ることで子供がカメラを意識しにくいというメリットもあるので、自然な写真が撮りやすいですね。
子供撮り単焦点レンズ:まとめ
子供撮りには35mm換算で40mm前後と80mm前後がおすすめです。
子供が生まれてすぐの頃は室内撮りが多いと思うので、40mm前後のレンズから始めるといいでしょう。
子供が大きくなって外で遊ぶようになって物足りなくなれば80mm前後のもの買い足すというのもありだと思います。
マクロレンズや130mm前後のレンズについては「余裕があれば」買ってみると、違う世界の写真が撮れますよ。
また、その合わせ技で長めのマクロレンズを買うのもありですね。