フォトコンテスト

富士フイルムフォトコンテスト入賞のための戦略

富士フイルムフォトコンテスト傾向と対策

富士フイルムフォトコンテストは、グランプリ賞金が100万円にものぼるビックコンテストの1つです。

しかも60年近く毎年開催されていて、歴史もあるコンテストです。

このフォトコンテストは上手くやれば、プリント代を節約しながら、毎年たくさん応募して、入賞確率を上げることができます。

僕はこれまで2回入選しましたが、この記事ではそのコツをご紹介します。

富士フイルムフォトコンテストは銀塩プリント限定

まず富士フイルムフォトコンテストはエプソンやピクトリコのフォトコンテストとは違って、銀塩プリント限定です。

銀塩というのは、普通の家庭用プリンターのように、インクを使わないプリントです。

簡単に説明すると、光で発色する塗料を塗った紙に、写真データの通りに3色の光を照射して描画します。

つまり自宅ではプリントできないので、応募するのはお店プリントになります。

お店といっても、ビビプリやしまうまプリントなどのネットプリントでももちろんOKです。

富士フイルムフォトコンテストは応募作品数の制限なし

このフォトコンテストは応募数に制限がありません。

なので1万枚くらい応募すれば何かしら入賞するでしょう(笑)

「これが入賞のコツです!」なんて言ったら怒られそうですが、冗談抜きでたくさん応募するのは戦略の1つです。

ダブル受賞の可能性あり

富士フイルムフォトコンテストは異なる部門であれば、ダブル受賞することもあります。

ダブルどころかトリプルでも、なんなら全ての部門でグランプリを取ることも可能です(笑)

実際、僕が表彰式に出たときも、2名の方がダブル受賞していました。

つまり、できるだけ多くの部門に応募することで、入賞確率を上げることができるのです。

ちなみに、一番激戦区なのはネイチャー部門です。

応募作品の約1/3はネイチャー部門なので、他の部門の方が入りやすいことは確かです。

メイン部門の審査員は毎年変わる

富士フイルムフォトコンテストのメイン部門(自由、ネイチャーフォト、日本の文化)の審査員は毎年変わります。

一方、特別テーマ部門とフォトブック部門は数年おきに変わります。

なので、審査員が変わっていれば、以前に落選した作品も応募し直すことが可能です。

審査員が変わると、選ばれる写真もガラッと変わりますからね。

ただし、撮影期間が直近で約3年と規定されているので(フォトブック部門は規定なし)、応募できるのは最大3回です。

くれぐれもご注意ください。

提携写真店から応募すると返却してもらえる

富士フイルムフォトコンテストのいいところは提携写真店から応募すると、作品を返却してもらえることです。

応募プリントは必ずしもそのお店でする必要はありません。

ちょっと罪悪感はありますが、僕はネットでプリントして、提携のお店から応募しています。

その後、審査が終わって返却された作品の裏面には、その写真が何次審査まで進んだのかがわかるシールが貼られています。

最終審査まで行くと金色のシールが貼られていて、例え入賞していなくても嬉しくなりますよ。

で、この落選して返ってきた作品の応募票を貼り替えれば、次の年も応募できちゃいます。

なにせ、審査員が変わるので、同じ作品を応募しても入賞の可能性はあるのです。

さらに応募時に1000円を支払っておくと写真についてのアドバイスももらえます。

僕がいつも応募している店舗では、1000円を支払ってなくても、毎年アドバイスをつけてくれています。

なぜだかはわかりませんが、ありがたくご意見を頂戴しています(笑)

ちなみに、アドバイスの質は書いてくれる人によってまちまちです。

「確かにそうだな」と思う年と、「ただの感想?」と思う年もあるので、アタリ・ハズレがあります。

本当にカメラ初心者の人以外は、このアドバイスはあまり必要ないかもしれません。

入選通知の時期は年末

富士フイルムフォトコンテストの入選通知は毎年12月の最終週に大きめの封筒で届きます。

その時点ではどの賞なのか詳細はわかりません。

規約に違反していないかの確認と、入選作品の原版(元データ)を送って、それが受理されてから賞が確定します。

年が明けても通知が来なければ、1月締め切りのマイハピネスやピクトリコなど、他のフォトコンテストに応募していきましょう。

富士フイルムフォトコンテストは毎年繰り返し応募しよう

富士フイルムフォトコンテストは銀塩プリント限定です。

これはくれぐれも注意してください。

写真は提携写真店から応募すれば、作品を返却してもらえるので、それを使い回せば(3年以内に撮影したものであれば)何度も応募することができます。

ただし、何度も応募すると、表面がスレてきたり、劣化して紙に張りもなくなってきたりするので、こだわる人は毎年新しくプリントしてくださいね。