4月14日に富士フイルムフォトコンテストの表彰式に行ってきました。
今回は特別テーマ部門「壁を素敵にする写真」というテーマで、優秀賞をいただきました。
で、会場に行く途中に今回の入賞作品が展示されたギャラリーがあったのですが、壁一面に写真が飾られている中、僕ともう1人の写真だけテーブルに置いてありました。
「壁を素敵にする写真」というテーマなのに、壁に飾られないというシュールな展開。
そんなギャラリーを一回りして、表彰式へ。
感想としてはフォトコンテストの表彰式の中ではかなり規模が大きいと思いました。
また他のフォトコンテストでは胸に造花を付けるのですが、富士フイルムの場合は、名札になっていて、そこに入賞した作品が印刷されているものでした。
これは懇親会の場でも、撮った写真が一目でわかるので画期的なアイデアだと思いました。
それと、表彰式で初めて知ったのですが、このコンテストは1人で複数受賞することもあり、実際に2人の方がダブル受賞されていました。
以下に審査員の先生方の印象に残ったコメントを書いてみます。
織作峰子先生
織作先生は「いつまでもこの写真を眺めていたいと思うような写真を選んだ」とおっしゃっていました。
やはりどれも1枚の写真から伝わってくるパワーがありますね。
もはや僕の子供写真では太刀打ちできないです・・・。
相原正明先生
ネイチャー部門担当の相原正明先生は、「近景・中景・遠景が表現されていること」を基準にしたとおっしゃっていました。
つまり、パンフォーカスにして手前から奥まで風景が表現されていることがポイントだったようです。
ただし、「富士フイルムフォトコンテストは歴史があり、今回は風景写真の基本に立ち返って」という前置きがあったので、もしかしたら今回のみの基準かもしれませんが、少なくとも相原先生の好みはそういった写真ということでしょう。
榎並悦子先生
フォトブック部門は応募数が少なく、1日で審査が終わったとおっしゃっていました。
そのコメントの中で「単写真ではコンテストに向かないけど、自分としては大切にしている写真を、織り交ぜることができるのがフォトブックです」という言葉が印象に残っています。
これは組写真にも言えることですよね。
単体では弱い作品も、補完的に組むことによって作品として完成するという意味では、フォトブックは枚数の多い組写真とも言えますからね。
でもフォトブックの難しいところは、写真の大きさや配置、文字を入れるかどうかまで考える必要があることだと思います。
先生もおっしゃっていましたが、フォトブックのノド(中心の折り目)の部分に肝心なところが被らないようにすることも考える必要があります。
鶴巻育子先生
懇親会では、今回選出していただいた鶴巻育子先生と直接お話させていただいて、「手の質感がいいですよね」とおっしゃっていただきました。
でもこれは冬に撮影したので、ただ手がカサカサだっただけなんですけどね・・・。