僕の写真論

一眼レフカメラの魅力とは【スマホには撮れない写真】

一眼レフカメラの魅力とは

一眼レフカメラを買ったはいいけど、ほとんど使うことなく、タンスの肥やしにしていませんか?

カメラでタンスは肥えないので、ぜひ僕に譲ってください。僕の私腹しふくなら肥やすことはできます。

ちなみに僕の周りにも一眼レフカメラを眠らせている人が何人もいます。

特に、子供が生まれて「キレイな写真を残したい!」と思って、一眼レフカメラを買ったパパが多いですね。

この記事では、子供写真を中心に、一眼レフカメラの魅力を存分にお伝えして、眠っているあなたの一眼レフカメラを引っ張り出してくることを目指します。

デジタル一眼レフカメラを使わなくなる理由

では、一眼レフカメラを使わなくなる理由はなんでしょうか?

◆重くて持ち運びが大変
◆設定や操作を覚えるのが大変で、しかも難しい
◆期待していたよりキレイに撮れない
◆最近のスマホは高画質だからそれで十分
◆スマホは動画も撮れるから便利
◆撮りたいものがない

などが挙げられます。

一眼レフカメラを買ったのに使わなくなるのは、「スマホでいいや」と手軽な方に流れてしまうから。

でも正直言って、僕も子供がいなかったらこんなに一眼レフカメラにのめり込むことはなかったと思います。

子供の写真を本当にキレイに残したいなら、もう一度、一眼レフカメラを引っ張り出して撮ってみて下さい。

一眼レフカメラの写真は美しい

僕の考える一眼レフカメラの魅力は、

「とにかくキレイに撮れる!」

ただこれだけです。

最近のスマホ、特にiPhoneはとてもキレイに撮れます。

それでもやっぱり一眼レフカメラには敵いません。

一眼レフカメラだからこそ撮れる写真があるのです。

ではなぜスマホよりキレイに撮れるのでしょうか。

一眼レフカメラはボケが最大の魅力

キレイな写真の一番の要素はボケです。

僕は子供の頃、背景がボケた写真を見て「後ろがしっかり写ってないからイマイチだな」と思っていました。

でもそうではないんです。

背景がボケているからこそ、主題・主役がハッキリと浮かび上がるのです。

逆に言うと、ピントを合わせているものが主題だということを明確に表現することができます。

iPhoneXについては結構ボケますが『一眼レフカメラ+単焦点レンズ』に比べればまだまだです。

ズームレンズしかなくて、「撮った写真が期待したほどではない」という人は、ぜひ単焦点レンズを1つ手に入れてみて下さい。

きっと人生が変わります。

レンズ交換ができる

一眼レフカメラで「作品」としての写真を追求していなくても、レンズ交換によって多様な撮影ができることもメリットです。

これはスマホでは実現できない長所です。

ズームレンズ

例えば、望遠レンズを使えば運動会やおゆうぎ会でも、わが子を難なく撮れます。

特に観覧席が決められていて、身動きが取れない場合では有効です。

スマホでのズーム機能では、光学ズーム(レンズが伸びて望遠になる)は難しいので、やはり一眼レフカメラに軍配が上がります。

スマホは基本的にデジタルズームで、映っている画像を拡大して大きく見せているだけなので、解像度が悪くなってしまうのです。

マクロレンズ

マクロレンズを使えば、ものすごく近くまで寄って撮影できます。

眠っている子供のまつ毛や指先など、普段は意識しない小さな世界を写真に収められるのです。

家にある小物でもマクロレンズで撮ると、美しい作品に生まれ変わります。

そんなマクロ撮影もスマホではまだ難しいですね。

広角レンズ(魚眼レンズ)

これはスゴく広い範囲のものが1枚の写真に収まるレンズです。

観光地などで、「背景を全部入れたいのに、一部分しか写らない」という場合は広角レンズに替えると、上手くいくことが多いです。

また超広角レンズなどは魚眼レンズとも言われ、その歪み具合が写真に面白みを生むことも多いです。

エプソンフォトコンテスト2016年ネイチャー部門のグランプリは魚眼レンズの作品です。

https://www.epson.jp/katsuyou/photo/sanka/contest/gp/2016/gp_n.htm

暗いシーンに強い

一眼レフカメラは暗いシーンで活躍します。

コンパクトデジカメやスマホでは暗いシーンで撮影すると、ノイズが盛大に乗って、ザラザラした画質の悪い写真になってしまいます。

ところが、近年の一眼レフカメラでは、高感度撮影(ISO感度の高い撮影)でもノイズがかなり抑えられるようになりました。

これはかなりの強みです。

誕生日のロウソクの炎の吹き消しや結婚式など、暗いシーンの写真でもキレイに残せます。

オートフォーカスが優秀

オートフォーカス(AF)というのはカメラがピント合わせをしてくれる機能です。

自分が選んだポイントに、一瞬でピントを合わせてくれます。

また、コンテニュアスAFや3Dトラッキングという設定にしておくと、動き回る子供でも常にピントを合わせ続けてくれます。

一眼レフカメラはボケが強いからこそピント合わせはシビアでなければなりません。

おまけ:その他の魅力

その他の魅力としては、個人的な観点からいうと、以下のようなものがあります。

シャッター音がカッコイイ

実は僕は、初めて一眼レフカメラを買う時に、NikonかCanonかで迷いました。

決め手となったのは実はシャッター音でした。

Nikonは重厚感のあるシャッター音で、気持ちよく撮れるなと思ったのです。

とは言え、Canonのシャッター音がダメというわけではありません。

スマホの「カシャーーッ!」という作り物の音より、一眼レフカメラのシャッター音は断然カッコいいです。

見た目がカッコイイ

やっぱり一眼レフカメラの見た目はカッコいいですね。

女性で「私はカッコよさは求めてない」という方は、ミラーレス一眼カメラにしてください。

ミラーレスでもレンズ交換はできるので、一眼レフカメラと遜色ない写真を撮ることができます。

まとめ

スマホの技術革新は目を見張るものがありますが、まだまだ一眼レフカメラには及びません。

スマホで無難な写真が撮れればいいのであれば、一眼レフカメラを勧める理由はありません。

でも、キレイな写真を残しておきたいのであれば、積極的に一眼レフカメラを使うべきです。

特に小さな子供がいる家庭では、今この瞬間も、撮り逃さないようにしたいものです。

ズームレンズしかない場合は、ぜひ単焦点レンズを試してみて下さい。